接続詞(Conjunction)とは?種類と使い方を例文付きで基礎からわかりやすく解説
英語を学ぶ上で欠かせない文法の一つ、接続詞。
英語ではconjunctionと言い、andやbutなどなんとなく使っているけど、実はあまりよくわかっていないという方も多いのではないでしょうか?
私も日本で英語の文法については理解していたつもりだったのですが、最近カナダで英語のレッスンを受けたときに初めて文法用語を英語で学んで、色々な気づきを得ることができました。
こちらのブログでは接続詞(Conjunction)の種類、使い方をそれぞれの例文付きでわかりやすく基礎から解説していきます。
接続詞(Conjunction)ってなに?

接続詞(Conjunction)とは、単語や文をつなぎ、文章の流れをスムーズにする品詞です。
例えば、こんな文章。
I like tea and coffee.
私はお茶とコーヒーが好きです。
下線の部分【and】が日本語の「と」にあたる働きをしており、この一文で私はお茶とコーヒーが好きだということがわかります。
接続詞がないとこうなります。
I like tea. I like coffee.
私はお茶が好き。私はコーヒーが好き。
お茶とコーヒーを好きと言うために「私は〜が好き」を2度繰り返しており、ややくどい印象をうけますね。先ほどの文章と比べると、2度目の”I like”の部分がandによって省略されていることがわかります。
こんな文章はどうでしょうか。
If you wait until 5:00, I’ll give you a ride.
(もし)5時まで待ってくれるなら、車で送るよ。
ここでは【If】が日本語の仮定や条件をあらわす「もし〜なら」の働きをしていますね。
日本語の場合、文頭の「もし」を省略しても「なら」だけで意味はつながりますが、【If】を省略した場合はどうなるでしょうか。
You wait until 5:00, I’ll give you a ride.
5時まで待って、車で送るよ。
直訳だと「あなたは5時まで待つ、私は車で送る」と、カタコトの外国人やロボットが話すようなフレーズになりますね。
これでも話し手の送る意思は伝わりますが、Ifがないと仮定や条件の要素がなくなり、送る側が「5時まで待って」と乗せる側に指示・お願い(より積極的に送ろうと)している感じになり、会話のニュアンスが変わってきます。
接続詞がないことで文章がまどろっこしくなる上、こちらの意図していることが適切に伝わらず、もどかしい思いをしてしまうでしょう。
会話を簡潔・的確にまとめ、円滑なコミュニケーションをとっていくためには接続詞を理解することがとても大事です。
次からは接続詞の種類について解説していきます。
接続詞(Conjunction)の種類

英語で文法を学ぶ日本人学習者さん向けに、ここからは文法用語を日本語と英語の両方で解説していきますね。
接続詞は大きく分けて以下の3つになります。
- 等位接続詞(Coodinating Conjunctions)
- 従属接続詞(Subordinating Conjunctions)
- 相関接続詞(Correlative Conjunctions)
※その他に接続副詞(Adverbial Conjunctions)もあるのですが、これについてはまた別のブログで詳しく解説していきます。
日本で英語教育を受ける場合、基本的に文法用語は全て日本語になるため、海外など英語オンリーの環境で改めて文法を学んだときに聞きなれない表現に最初は戸惑うと思います。(私はそうでした)
日本語の表現の豊かさというか、漢字2文字でそれぞれの用法を表現していることには改めて感心するのですが、文法が苦手な方の中にはこの日本独特の文法用語の堅さに苦手意識を抱いている方も多いのではないでしょうか。
英語を理解するために、まず日本語を理解しなければいけないジレンマというか。
ちなみに等位とは「同じくらいの位、等級」という意味で、言語学においては「文法的に対等な語句や節をつなぐ関係」をあらわす場合に用いられます。
会社で例えるなら等位は「同期」といった感じでしょうか。
従属は「属して従う」の字のごとく「主となる何かに依存して従うこと」と言う意味なので、これも会社組織で例えるなら「ブラック企業と社畜」などの関係になるかと思います。
相関は「相互に関係し合っていること」をあらわすため、「共同経営者」がこれにあたるでしょう。
日本語の文法用語解説はここまでにして、次からはそれぞれの接続詞について解説していきます。
等位接続詞(Coodinating Conjunctions)とは

coodinatingには、等位のほかに「複数あるものをまとめる、調和させる」という意味があります。
ファッションのコーディネート、インテリアコーディネーターなどはこのcoodinateからきていますね。
等位接続詞(Coodinating Conjunctions)の代表的なものはこちら。
- For – 理由や目的を説明「〜だから、なぜなら」
- And – 追加する、付け足す
- Nor – 先に述べた否定のものやアイデアに別の否定のものを追加する
- But – 先に言ったことと異なることや反対の意味のことを述べるときに使う
- Or – 選択肢または代わりの案を出す
- Yet – 先に述べたことと逆のことを論理的に述べる(butより強い対比)
- So – 効果や結果を示す
それぞれの頭文字をつなげて「FANBOYS(ファンボーイズ)」で覚えます。
For
I went to bed early last night, for I was very tired.
昨夜は早く寝た、なぜならとても疲れていたから。
理由や目的をあらわすForは「〜だから、なぜなら」という意味で使われます。
And
Could you pass me the salt and pepper, please?
塩とコショウを渡していただけますか?
塩・コショウはandでつなげてよく一緒に使われますね。
Nor
I don’t work for the money nor for my career; I just like this job.
お金でもキャリアのためでもなく、ただこの仕事が好きだから働いている。
「2つとも〜ではない」と否定するときはこのnorを使います。
ちょっとキザな感じがしますが、こんなこと言ってみたいですね。
But
It rained today, but the event went ahead as planned.
今日は雨でしたが、イベントは予定通り開催されました。
イベントの日に雨と聞くと中止になりそうなイメージがありますが、「雨だった、だけど開催された」という文章になるので逆説のbutが使われています。
Or
Is the baby a girl or a boy?
赤ちゃんは女の子か男の子どっち?
ジェンダーリビール(妊婦さんがおなかの赤ちゃんの性別をケーキや風船などを用いて家族や友人に発表をする場)などでは、この”or”がよく使われますね。
Yet
She’s beautiful and has a great personality, yet she hasn’t found a good partner.
彼女は美人で性格もいいのに、良いパートナーとの縁がない。
yetもbutと同じく逆説的に使われますが、「〜のに、〜ない」といった文章に用いられ、butに比べてより論理的で、前後の文の対比が強調されているのが特徴です。
So
I’m a fan of one of the members, so I joined that idol group’s fan club.
メンバーの中に推しがいるので、私はそのアイドルグループのファンクラブに入りました。
前後の文をsoでつなげることで「メンバーのファン、なのでファンクラブに入った」という理由を説明しています。
従属接続詞(Subordinating Conjunctions)の解説と例文

subordinateには「依存させる、従属させる」という意味があり、相手が自分より劣っていると軽視するなど見下すニュアンスのある言葉になります。
従属接続詞(Subordinating Conjunctions)の代表的なものがこちら。
although, as, because, before, how, if, once, since, than, until, when, whenever, whereas, whether, while, why
たくさんあるので詳しくは別記事で解説するとして、こちらでは3つの例文をご紹介します。
Although, Once
Although I’m on a diet, once I get really hungry, I can’t stop eating sweets.
ダイエット中にもかかわらず、一旦
お腹が空くと甘いものを食べずにはいられない
althoughは「ダイエット中」「甘いものを食べる」という本来は相反する二つの文をつなげる働きをしています。
また、onceは「お腹が空いたとき」というように条件や時などの補助的な意味を伝える役割をしています。
Because
I overslept because my alarm didn’t go off.
目覚まし時計が鳴らなかったので寝過ごしました。
学校や仕事に遅刻したときなどによく使われるフレーズですね。
「寝坊した、なぜなら目覚まし時計が鳴らなかったから」などの理由を説明する場合はこのbecauseが使われます。
誰しも人生に一度は経験したことのあるシチュエーションではないでしょうか。
When
When the weather is nice, I feel like going outside and taking a walk in the park.
天気のいい時(日)は、外に出て公園を散歩したくなります。
whenは「〜の時(日)」といった時期を表す場合や、文脈によっては理由(〜なので)、条件(〜ならば)といった意味でも使われます。
相関接続詞(Correlative Conjunctions)の解説と例文

相関接続詞(Correlative Conjunctions)は、2つの接続詞がペアで使われている接続詞のことをいいます。
相関接続詞(Correlative Conjunctions)の代表的なものはこちら。
- both/and
- whether/or
- either/or
- neither/nor
- not/but
- not only/but also
both/and
I like both rock and classical music.
私はロックもクラシックもどちらも好きです。
bothは「両方とも」という意味をもち、接続詞においてはandと一緒に使われ、「〜と〜、どちらも〜」という意味になります。
whether/or
Since he called in sick yesterday, I’m not sure whether he’s coming in today or not.
彼は昨日病欠したので、今日出社するかどうか分からない。
「〜かどうか」と言いたいときはこの【whether/or】が使われます。
ちなみに文頭のSinceは従属接続詞のsinceで、この文章では「〜なので、〜だから」といった理由・原因を表しています。
either/or
I eat either rice or toast for breakfast.
朝食にはご飯かトーストを食べます。
朝食に「ご飯かトーストのどちらかを食べる」という場合は、either/orを使います。
neither/nor
I have neither dogs nor cats.
私は犬も猫も飼っていません。
「〜も〜も、どちらもない」と言いたいときはこのneither/orを使います。
not/but
I am not angry, but disappointed.
私は怒ってはいない。ただがっかりしただけだ。
「not A but B」で、「Aはない(否定)、Bはある(肯定)」という意味の文章になります。
not only/but also
That actress is not only beautiful but also a very talented.
その女優は美しいだけでなく、とても才能がある。
こちらもよくペアで使われる表現ですね。
「not only A but also B」で「AだけでなくBもまた(ある)」という2つのものを肯定する文章になります。
さいごに
今回は、英語の文法の中でも会話表現でよく使われる接続詞(Conjunction)について解説しました。
接続詞の種類や、文の中でどのような働きをしているかを知ることでより理解は深まったのではないでしょうか。
意味や用法についてわかってきたら、今度は自分で実際の会話に使えそうなフレーズを作ってみて、それを英語の先生やネイティブの知り合いにチェックしてもらうなどして会話のストックを増やしていくのもおすすめです。
今回解説しきれなかった従属接続詞(Subordinating conjunctions)と接続副詞(Adverbial conjunctions)については後日別のブログでまた詳しく解説していこうと思っていますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。