is beingとhave/ has been の違いとは?

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「is being」と「have(has) been」

似ているようで全く違うこの2つの表現、

「なんとなくわかるけど、どう使い分けたらいいのかわからない」

という人も多いのではないでしょうか?

 

表現や発音が似ているためTOEIC L&Rテストでも近年よく出題されています。

日常生活で使われている例文を交えながら解説していきましょう。

 

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is beingとhave/ has beenの違い

 

まずは2つの例文をご紹介します。

Thank you, your order has been placed.

ありがとうございます、ご注文を承りました。

ネットショッピングで買い物をした時などの受付メールでよく使われる文言ですね。

 

あなたの注文がすでに完了したことを表しており

この場合、現在完了形の”has been”が使われます。

 

その後、荷物を追跡したら

Your item is being held in customs.

あなたの荷物は税関によって保持されています。

というメッセージが出たとします。

 

これは、今現在荷物は税関で手続きを受けている最中という状態なので

この場合、現在進行形の”is being“が使われます。

 

つまり、

have/has been“はすでに完了している状態

is being“は今まさに動作が行なわれている状態

を示しているということになりますね。

 

ちなみに

“being”の後ろが”held”と過去形なのは

Your itemが「税関によって保持されている」

受け身の状態になっているからですね。

 

さらに2つの例文を見ていきましょう。

The cutlery is being placed on the table.

The cutlery has been placed on the table.

TOEICのPart1などの問題で良く聞かれる表現ですね。

 

日本語ではどちらも「カトラリーはテーブルに置かれている」なのですが

The cutlery is being placed on the table.

は、カトラリーが(今まさに)テーブルに置かれている状態であるのに対し

 

The cutlery has been placed on the table.

こちらは、その動作がすでに完了して

カトラリーは(すでに)テーブルに置かれている状態を表しています。

 

写真描写問題であれば

is being placedの方は

カトラリーを置く人がそこにいなければ成立しないことになります。

 

そう考えると“is being”“have/has been”

どちらになるかは一目瞭然ですね。

 

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is beingの例文

The bathroom is being used.

トイレは現在使用中です。

常に使われている状態ではなく、今だけ使われているというニュアンスになります。

 

He is being rude.

彼は失礼な振る舞いをしている。

元々彼は失礼な人ではないのに、今はそういう振る舞いをしていると言いたい時に使われます。

 

普段からそうであれば

He is rude. 彼は失礼な人だ。

になりますね。

 

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have/ has beenの例文

The building has been built by the construction company.

そのビルは建設会社によって建てられた。

すでに建設(という動作)が完了し、

ビルが完成している場合はhas beenを使います。

 

He has been busy all day.

彼は1日中忙しい。

今だけではなく、過去から現在までの継続した状態を表しています。

 

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2つの表現の比較あれこれ

The air show is being held in August.

その航空ショーは8月に開催されています。

これから開催される(または、今まさに開催されている)イベントについてはis beingを使います。

 

The air show has been held in August.

その航空ショーは8月に開催されました。

すでに終わった(終わって間もない)イベントについてはhas beenを使って表現します。

 

The product is being developed by ABC company.

その製品はABC会社によって現在開発中です。

その製品が、今まさに開発されている段階(進行中)であることを示しています。

 

The product has been developed by ABC company.

その製品はABC会社によって開発された。

すでに開発が完了され、完了してから間もない状態を表しています。

 

開発されたのが過去の場合は、現在完了ではなく過去形で

The automatic ticket gate was developed by the Japanese company.

自動改札機は日本の会社によって開発された。

という形になりますね。

 

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さいごに

いかがでしたか?

 

今回は「is being」と「have(has) been」の違いについて解説しました。

 

今も続いているか、すでに終わっているかの違いなので区別はとても簡単ですね。

 

この2つの表現はネイティブの間でも良く使われていますので、しっかりおさえて会話表現にも生かしてくださいね。

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