「聞き取れなかった!」もう一度言ってほしいときの英語表現
英語は日本語に比べて1つ1つの言葉をはっきりと発音しないので、相手が英語で何と言っているのか聞き取れないこともしばしば。
海外生活をしていても「え?今、何て言ったの?」と聞き返す場面は本当に多いです。
ネイティブですら日常的に聞き返すので、ネイティブじゃない私たちにとって相手が何を言っているのか全て理解するのは至難の業ではないでしょうか。
定番のものから、シチュエーション別に使える「もう一度言ってください」に関するフレーズをご紹介したいと思います。
日常生活で使うカジュアルな表現
シンプルに聞き返したい時、よく使われている表現がこちら。
Sorry?
I’m sorry?
Excuse me? すいません?
「すいません?」だけなのでとても簡単ですね。
家族・友人・同僚との会話や比較的カジュアルな場面(店員さんとの会話でも)など、普段の会話で聞き返す時にはもっとも一般的な表現として使われています。
語尾はしっかり上げて発音するのがポイントです。
他にはこんな言い方も
What did you say?
なんて言った?
え?今なんて言ったの?という感じですね。
これも友達同士で使うようなカジュアルな表現になります。
仕事やフォーマルな時に使う丁寧な表現
ビジネスシーンなどフォーマルな場で聞き返したい時は、こちら。
Could you repeat that?
Could you say that again?
Could you tell me one more time?
どれももう一度言ってもらえますか?の丁寧な表現になります。
相手の言ったことを注意深く聞き直したい時などにも使える便利な表現です。
CouldをCanに変えて少しカジュアルに使うこともできます。
さらに
聞き返すときの表現として、誰もが耳にしたことのあるだろうこのフレーズ。
Pardon?
Pardon me? もう一度言っていただけますか?
中学の時に英語の授業で習いますよね。
Pardonには「許し」という意味があり、もう一度言っていただけますか?の丁寧な表現になります。(後ろにmeがつく方がより丁寧)
普段の会話よりややかしこまった場面で使われます。
シチュエーション別に使える表現
もっと大きい声で繰り返してほしい
周りが騒がしかったり、電話口などで相手の声が小さくて聞き取れないとき
Sorry, I can’t really hear you. Could you speak more loudly?
すいません、あまりよく聞こえないのですが。もう少し大きい声で話していただけますか?
という意味になります。
電話の場合、回線の問題によってよく聞こえないこともあります。
「もっと大きい声で言ってもらえますか?」と言うだけでは相手に失礼な印象を与えてしまうかもしれないので
最初に「あまりよく聞こえないのだけど」と前置きしてお願いしたほうがベターです。
もっとゆっくり話してほしい
英語を話す人の中には本当に早口で何を言っているのか全然わからない!という人もいます。
そんな人にはこうお願いしてみましょう。
Would you mind repeating that a little more slowly?
もう少しゆっくりめに繰り返していただけますか?
【相手に頼みごとをする時の英語】Would you mind〜を使ったフレーズですね。
第二言語で英語を話す人よりネイティブは圧倒的に話すスピードが速いです。
「あなたの話し方に問題があるわけじゃないんだけど、私には聞き取れなくて…もう少しゆっくり言ってもらえないですか?」とへりくだって言いたいときなどに使える表現です。
さいごに
英語にはさまざまな発音のクセや独特な表現がありますので、誰も教科書通りには話してくれません。
私も留学当初、ネイティブとの会話で「全然わからない!」とパニックになったことがありますが、遠慮してわからないまま話を進めてしまうと後でつじつまが合わなくなるため、自分が理解するまでは何度でも聞き返すのがベストだと思います。
ただ「え?何?もう一回言って?」という調子で聞かれ続けると相手も疲れてしまいますので、「同じことを何度も言わせてごめんね…」という感じで聞けばネイティブも優しく教えてくれるでしょう。(お手本は、出川イングリッシュです!)
会話の中でよく使うこれらの表現、ぜひ覚えていただき自然と口に出るようになるまで繰り返し使ってみてくださいね。