海外の病院で診察を受けるときの英語
旅行先や海外生活で怪我をしたり体調を崩してしまい病院へかかった時、
受付や診察でなんと説明すればいいのかわからなかったり
相手の言っていることを聞き逃してないか不安になってしまうことってありますよね。
基本的には日常会話の知識があれば十分伝えられますが、病院に行ったときに英語で普段どういうやりとりがされているのか、あらかじめ知っておけば心の準備もできるはず。
というわけで今回は、病院でよく使われる会話表現をご紹介したいと思います。
受付
利用歴の確認・用紙を記入
受付:Hi. Can I help you?
こんにちは。(この場合は)いかがなさいましたか?
あなた:Hi. I need to see a doctor.
診察をしていただきたいのですが。
受付:Have you ever been to this clinic before?
これまでにこのクリニックを利用したことはありますか?
あなた:No, It’s my first time.
いえ。今回が初めてです。
受付:Okay, then, I’ll need you to fill out this form.
そうですか、ではこちらの用紙に記入をお願いします。
保険の有無
受付:Do you have any insurance?
保険はありますか?
あなた:Yes, I have medical insurance from ABC. Will that work?
はい、ABCの保険に入っています。これは有効ですか?
受付:Yes. But you need to pay the fee first and then you will be reimbursed by your insurance company.
大丈夫です。ただし最初に診療費をお支払いただき後で保険会社から費用を払い戻していただきます。
※reimbursed=(費用などを)払い戻す
待ち時間の確認
あなた:How long does it take?
どれくらい待ちますか?
受付:It’ll take about an hour.
1時間くらいになります。
Have a seat, we will call you when the doctor is ready to see you.
かけてお待ちください、順番が来たらお呼びします。
あなた:Thank you.
ありがとうございます。
診察
自分の症状を説明する
診察室に入ると、医師にこう聞かれます。
医師:Hello. What seems to be the problem?
こんにちは。どうされましたか?
まずは自分の症状を簡潔に説明しましょう。
あなた:My stomach hurts.
お腹が痛いです。
I feel sick.
気持ちが悪くて。
I have a sore throat.
喉が痛いです。
I burned my foot.
足をヤケドしました。
その他、症状の説明についてはケガ・体の不調に関する英語表現にて詳しく解説していますので
こちらも参考にしてみてくださいね。
ドクターからの質問に答える
たいていの場合、追加でいくつか質問をされます。
医師:Do you have a fever?
熱はありますか?
Do you have nauseous?
吐き気はありますか?
Do you have any diarrhea or constipation?
下痢や便秘はありますか?
How long have you been feeling this way?
いつからその症状がありますか?
Do you have any other symptoms?
他に何か症状はありますか?
自分の今の症状を伝えましょう。
あなた:I have a fever of 38.5 degrees.
38.5℃の熱があります。
No. I’m not feeling any nauseous.
いえ。吐き気は全くありません。
I don’t have any diarrhea or constipation.
下痢も便秘もしていません。
Since the night before last.
おとといの夜からです。
I also have a headache, runny nose and I’m sneezing a lot.
頭が痛くて、鼻水も出て、くしゃみが止まりません。
診断
診察のあと、医師が診断結果を伝えます。
医師:You have a cold.
風邪ですね。
I recommend you to drink lots of water, take some medicine, and take a rest for a few days.
たくさん水分を取り、薬を飲み、数日安静にしてください。
Apply ointment to your wound constantly, and avoid heavy exercise.
激しい運動は避け、こまめに薬を塗ってください。
I’ll give you a prescription, take this to your pharmacy.
処方箋を書きますので薬局で薬を買ってください。
原因がわからない場合、他の病院や検査機関へ検査に行くよう言われることもあります。
I’ll write you a letter for a blood and ultrasound test.
紹介状を書きますので血液と超音波検査をしてください。
さいごに
いかがでしたか?
基本的な会話の内容は日本の病院で行われているやりとりとなんら変わりませんよね。
海外(カナダ)の病院は日本のように自分で内科や消化器科などを選んで診断を受けるものではなく、まずウォークインクリニックやファミリードクターの診察を受け、専門医の紹介を受けたり
検査機関へ行くよう指示されますので、最初の段階でより的確に自分の症状を伝える必要があります。
海外の保険制度は日本ほど整ってはいないので、海外に出かける場合は必ず日本で旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
また、海外旅行保険が適用されない(つまり全額実費になってしまう)ウォークインクリニックもありますので、診察を受ける前に適用かどうか確認してから行かれるのがいいですね。
できれば海外で怪我や病気などに見舞われたくないところですが、安心して海外生活を楽しむためにも、もしもの時の備えとして覚えておいてはいかがでしょうか。